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ハイテク分野の進化がナノオーダーを現実のものに |
| 産業界・大学などにおいて急速に注目を集めるナノテクノロジーに対して、米国は2000年、「国家ナノテクノロジー戦略」を打ち出しました。それを受けて日本でも、同年、経団連が電機、精密、化学、繊維など35社から成るナノテクの検討部会を開催。2001年3月には「ナノテクノロジーが創る未来社会〔n-plan21〕」と題して計画書を発表しました。また首相の諮問機関である「総合科学技術会議」も、第一線の研究者で構成するナノテク懇談会を設けて戦略づくりに動き出しました。 |
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ではなぜ今ナノテクノロジーがこれほど注目されるようになったのでしょう。その背景には、第一に、微細化を進めてきたハイテク分野が一斉にナノメートルの領域に突入しているという状況があります。
例えば、現在最新のゲーム機に使用されているような128MB程度のメモリ(DRAM)の線幅は180ナノメートル。高性能サーバに使用されている512MB程度のメモリでは130ナノメートルとなります。1GB程度のメモリになると、その線幅は100ナノメートルにまで微細化されると言います。
また、化学の分野でナノテクノロジーが注目をあびるきっかけとなったのが「フラーレン」という物質の発見です。「フラーレン」は、60個以上の炭素原子が強く結合して特殊な構造をなす物質で、その特殊構造や特性を利用して新たな用途が模索されています。中でもチューブ状のフラーレンは「カーボンナノチューブ」と呼ばれ、電子デバイスなどへの応用が急速に進んでいます。
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フラーレン |
グラファイト(黒鉛)・ダイヤモンドに次ぐ第三の炭素。
60個以上の炭素原子が結びついてサッカーボール型のカゴのような構造をとる。内部の空洞に金属などを注入することによって超伝導体になることが証明されている。 |
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カーボンナノチューブ |
| 筒状のフラーレンを指す。その巻き方によって特性が変化する。強度・電気的特性に優れ、しなやかで化学的に安定しているため、電子デバイスやディスプレーへの応用が進みつつある。 |
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このようにナノテクノロジーの活躍の場はさまざまな分野にわたっていますが、こうしたテクノロジーを可能にするために、なくてはならないものがあります。それが、当社日立ハイテクノロジーズのコア技術である「見る」「測る」という技術。次はいよいよ当社の技術がナノテクノロジーにどのような貢献をしているのかをご紹介して参りましょう。