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ビジョンと特集
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事業活動を通じた社会への貢献

 

−「環境保全」に貢献するビジネス • 事業活動−

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  |  太陽光発電分野を幅広くカバーするソリューションの提供
  |  低炭素社会の実現に貢献する自動車搭載デバイスの提供
  |  高性能な分析装置でビジネスの拡大に貢献
  |  モノづくりを通じた環境への取り組み
  |  植林活動による地球環境保全への貢献
 

太陽光発電分野を幅広くカバーするソリューションの提供

 
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低炭素社会の成長分野である太陽光発電

 
  地球温暖化対策の一環として、太陽光 • 風力 • 地熱などの再生可能エネルギー(自然エネルギー)の積極的な利用が進められています。その中の一つである太陽光発電は、エネルギー源が無尽蔵であること、発電時に温室効果ガスを発生せず環境への負荷もないことから、低炭素社会の成長分野として需要が拡大しています。
 
  当社では、設計 • 製造と商社の2つの機能を活かして、太陽光発電分野を幅広くカバーするソリューションを提供することで社会に貢献しています。
 
 
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光学特性の評価に貢献

 
  光エネルギーを直接電力に変換する太陽電池の開発において、時間や季節によって入射する角度が変化する太陽光をできるだけ多く取り込み、それを高効率で電気へ変換させることは重要なテーマです。
 
  たとえば、多結晶シリコン系太陽電池で使われている反射防止膜は、入射する太陽光を反射光としてできるだけ逃さないことで発電効率を高めています。また、ガラスパネルなどはテクスチャー構造と呼ばれる微細なピラミッド構造を形成して、太陽光を透過 • 反射 • 錯乱させることで、フラットな表面より多くの光を発電層に導くことができます。
 
  光の透過性や反射率を測定することができる当社開発 • 製造の日立分光光度計U-4100は、これらの反射防止膜やガラスパネルをはじめとする太陽電池関連部材の研究開発分野で使用されています。光の入射角を変化させた透過率や反射率の測定、光の拡散性などを評価して、効率的な太陽光の取り込みや発電効率の向上に役立てられています。
U-4100
 
日立分光光度計U-4100
 
 
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商社機能を活かしサプライチェーン全体をカバー

 
  商社部門においては、太陽電池パネルを構成する部材をはじめとして、各種製造装置からパネル本体まで太陽光発電ビジネスのサプライチェーン全体をカバーする事業展開を行っています。
 
  材料分野ではセルやバックシートなど多種多様なパネル部材をトータルに販売しています。拡大する需要に合わせて納期 • 物量の両面で安定供給することはもちろん、ワールドワイドに広がる太陽電池メーカーに対して、One Stop Shopサービス(必要な部材が当社で何でも揃うこと)を提案し、お客様のニーズにスピーディーに応えています。部材を幅広く扱うことで、それぞれの部材の特性が把握でき、コスト低減のための解決策も提案できます。
 
  製造装置の分野では、主に検査装置やラミネート装置などを海外の太陽電池メーカーに対して販売しています。製造ラインのオートメーション化を提案するなど生産性向上に貢献してきました。このビジネスは、新しい材料を用いた製品が次々に開発されるなど、急速に進化しています。発電効率の向上をはじめ、高い耐久性や低コスト化も重要な課題です。
 
  当社は、国内外のネットワークを通じて、最先端の情報を把握し、お客様に最適なソリューションを提供することで太陽光発電の普及促進に貢献し、地球温暖化防止の一翼を担っていきます。
太陽電池パネル1
 
太陽電池パネルの模式図
 
太陽電池パネル2
 
太陽電池パネル
 
 
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太陽光発電システムをインドネシア • 無電化地域へ

 
  全世帯の約4割がいまだ電気のない生活を送っているインドネシア。このインドネシアの無電化地域へ電力を供給するために、現地のシステムインテグレーター、バッテリーメーカーなどと協力し、現地の実情に適した太陽光発電システム事業を開発しています。
 
  経済が急成長しているインドネシアでは、首都圏地域でも計画的停電が実施されるなど電力の需要に供給が追いついていません。さらに、1万7千以上の島々からなる地理的条件も重なり、ジャワ島以外の地域の電化率向上は、大きな課題です。
 
  同国の無電化地域に衛星電話基地局などで使用される太陽光発電システムの提供実績がある当社では、同国政府の電化政策や要望を踏まえて、新たな太陽光発電システムの無電化地域への普及に取り組みました。
視察の様子
 
無電化地域を視察
 
  当社が提案するのは、発電システムを搭載したコンテナを集落ごとに設置する集落設置型方式です。これは、発電用パネルから取り込まれコンテナ内に蓄電された電力を住民が必要に応じて各自のバッテリーに充電して使う方式です。
 
  コンテナは必要に応じて移設でき、将来、当該地域に送電線網が配備された場合でも、システム機器を廃棄することなく他地域でリユースすることが可能なので、機器の省資源化も図れます。また、課題であった離島などの遠隔地における機器のメンテナンスも、同国政府や現地会社の協力のもと、アフターサービスまでをフォローできるシステムを立ち上げることができました。
 
  自然エネルギーの利用により地球温暖化防止に寄与することはもちろんですが、電力の普及によって、将来的に小規模な産業や浄水装置、テレビ、インターネット端末の設置などにもつながり、現地の生活の質の向上の一翼を担うことができると考えています。
集落設置型太陽光システム
 
集落設置型太陽光システム
 
 
VOICE
日立ハイテクノロジーズ
電子材料営業本部  オプトデバイス部
飯田  秀樹
 
 
車で5時間、バイクと徒歩で2時間をかけて無電化地域を訪れました。現地の人々とのふれあい、また心温まるもてなしを受け、ビジネスを通して社会に貢献することの大切さを痛感しています。 飯田秀樹
 
 
 
VOICE
日立ハイテクノロジーズ  マレーシア会社
ジャカルタ出張所
ウリップ • ファンファニ
 
 
ウリップ • ファンファニ たとえ僅かな量であっても電気が普及することは、私達が想像する以上に現地の人々にとって大きな喜びです。この事業が社会的な課題を解決するビジネスの一つとして軌道に乗り、母国に貢献できることを期待しています。
 
 

低炭素社会の実現に貢献する自動車搭載デバイスの提供

 
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自動車用リチウムイオン電池製造に対応する事業展開

 
  地球温暖化防止のために、様々な産業分野で温室効果ガス削減の取り組みが行われています。環境への負荷が大きい自動車産業では、排気ガスによる環境問題や限りある化石燃料の有効利用などに対応するために、電気 • ハイブリッド車の開発が進められています。これらの自動車には、外部から電力を供給するものや、ソーラーカーや燃料電池車のように内部に発電装置が搭載されているものなど、多様なタイプがあります。なかでもリチウムイオン電池は、性能とコスト面で注目を集めています。より高い安全性、さらなる高エネルギー密度、長寿命(充電サイクル)など、開発課題はまだまだありますが、リチウムイオン電池が2030年頃までの電池市場を牽引すると言われています。
 
  日立ハイテクノロジーズでは、製造装置とデバイス • 部材の分野からリチウムイオン電池の性能向上をめざし、環境に配慮した自動車の開発を支援していきます。
 
 
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優れた製品を製造する最適な装置を提供

 
  当社の商社部門では、国内外の電池メーカーや自動車メーカーから依頼される仕様をもとに、リチウムイオン電池製造にかかわる様々な装置を提供しています。特徴的なのは、グローバルなネットワークを活用し、より優れた製品を製造する最適な装置を世界中のユーザーの皆様へ提供している点です。
 
リチウムイオン電池とは
  二次電池と呼ばれる充電により繰り返し使用できる、電池のひとつで小型 • 軽量、充電効率が良いのが大きな特徴です。携帯電話やノートパソコンなどに幅広く利用されている他、CO2の排出削減を通じ環境保全へ貢献する電気 • ハイブリッド自動車のエネルギー源としても注目を集めています。
リチウムイオン電池とリチウムイオン電池モジュール
 
リチウムイオン電池の自動組立装置
 
リチウムイオン電池の自動組立装置
 
  リチウムイオン電池の自動組立装置では、高速ハンドリング技術をはじめとする高精度位置決め技術、切断 • 曲げ加工技術などの工程を自動化し、電池の安定量産体制とコストダウンを実現しています。ロールプレス装置は、電池性能を左右する電極板の分子分布が均一になるようにたわみを補正する機能を加え、精度を向上させています。
 
  今後は、工程効率を高めることで単位時間当たりの生産数をより向上させた装置を提供し、電気 • ハイブリッド自動車の普及のスピードアップに寄与するよう努めます。
 
 
VOICE
日立ハイテクノロジーズ
環境 • エネルギー営業本部  環境 • エネルギー一部
相賀  克史
 
 
事業を通じて、環境問題という世界規模の取り組みに貢献できることに大きな意義を感じています。私たちが“今できること”を積み重ねて、“将来のためにするべきこと”を実現していきます。リチウムイオン電池市場は急成長しており、製品開発と環境問題の解決が急務となる中、積極的に取り組みを進めます。 相賀克史
 
 
 
  服部智樹(写真左)服部佳宏(写真右)
VOICE
日立ハイテクノロジーズ
環境 • エネルギー営業本部  環境 • エネルギー一部
(左から)服部  智樹/服部  佳宏
 
 
環境保全に貢献する材料を様々な分野へ提供するトータルなソリューションを実現していきます。自動車用リチウムイオン電池市場においても環境貢献型ビジネスを積極的に展開していきます。
 
 
 
セクションタイトル

高品質で信頼性の高い部材を調達

 
  リチウムイオン電池がその性能を最大限に発揮するためには、製品を構成するパーツが適切な部材によって造られていることが基本になります。その意味で、部材は表面には見えませんが、製品の根幹となるものです。
 
  電池の製造には、主に、薄膜銅箔 • アルミ箔 • 電解液 • 微多孔膜セパレータなどさまざまな部材を必要とします。部材を提供する際には、単に汎用品を調達するのではなく、ユーザーの要望に応じてカスタマイズされた部材の開発 • 調達が重要です。そのような部材を提供できて初めて、リチウムイオン電池の安全で高効率な機能が発揮されるようになります。
 
  当社では、電池がその機能を最大限に発揮できるように最適な部材を世界各地から調達し、電池製造に不可欠な様々な部材をトータルに取り扱い、お客様に提供しています。併せて、車載用リチウムイオン電池のみではなく、スマートグリッド*用蓄電池型電池にも部材を提供し、幅広い分野で地球温暖化防止に尽力していきます。
 
「薄膜銅箔」
 
電池用部材「薄膜銅箔」
 
* 情報技術を使って電力供給を最適に制御する次世代送電網
 
 
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自動車の環境性能向上に大きく貢献する‘小さなチップ’

 
 
高速データ伝送IC
車載向け高速データ伝送IC
  当社では、海外のモジュールメーカーや電池メーカーに、主として携帯電話 • リチウムイオン電池向けICチップを提供してきました。近年では、ICチップの用途が電動アシスト自転車 • 車載などへ拡大する中、お客様からのニーズに応えた新規デバイスを開発中です。
 
  現在、一台の自動車の中には、100個以上のICチップが搭載され、今後も自動車の電動化に欠かせない存在となっています。例えば、電気自動車の動力源として今後主流となるリチウムイオン電池には、セル自身の充放電を監視 • 制御し自動車の安全な稼動を守る、セルコントロールICというデバイスが必要です。その他、車載向けには、リチウムイオン電池用以外にも、カーナビゲーションや車載カメラ等の各種機器のデジタル化に対応する高速データ伝送ICを提供しています。このICにより、大容量データを遅延なく双方向に送受信することが可能になります。その結果、車内に張りめぐらされた伝送に必要なケーブル数を削減し、車体の軽量化による燃費向上 • 省エネルギーに貢献しています。
 
  今後も商社機能を活かし、お客様及び市場の希望する仕様に対して最適なICチップを開発 • 提供し、自動車産業の発展と環境保全の両立に貢献していきます。
 
 
VOICE
日立ハイテクノロジーズ
環境 • エネルギー営業本部  環境 • エネルギー二部
(左から)木戸  陽介/青掛  光秀/秋山  幸治
 
 
私たちの提供するデバイスによって、電気自動車の普及 • 低燃費化が促進され、環境性能が向上できるよう貢献します。未来の地球のために、新しい取り組みに挑戦していきます。 木戸陽介(写真左),青掛光秀(写真中央),秋山幸治(写真右)
 
 

高性能な分析装置でビジネスの拡大に貢献

 
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原子レベルの解析で環境性能向上に貢献

 
  日立ハイテクマニファクチャ&サービスでは、日立ハイテクノロジーズが製造 • 販売する最先端の電子顕微鏡を利用して、お客様からご依頼をいただいた試料の組成、構造などを解析する受託解析サービスを行っています。近年は、リチウムイオン電池の材料や太陽電池透明導電膜など、環境分野での解析依頼が増え、全体の2〜3割を占めています。
 
  リチウムイオン電池の開発では、電子顕微鏡で解析された原子レベルでのリチウム分布状態の分析を基に改善が加えられ、その性能の向上が図られることになります。私たちの分析結果がお客さまの製品開発、材料開発に利用され、その結果、その製品を通じて環境保全に貢献できるよう、これからも解析技術の向上に努めてまいります。
 
リチウムイオン電池正極材料
 
リチウムイオン電池正極材料の
電子顕微鏡画像
 
 
VOICE
日立ハイテクマニファクチャ&サービス
サービス本部受託解析センタ
(左から)谷垣  俊明/金子  知由美
 
 
電子顕微鏡での観察においては、化学物質を含む前処理用の溶剤の使用量を減らすなど、具体的な改善を実行しています。また、分析の立場から環境に寄与する研究を支援し、環境保全と企業発展の両立に貢献していきます。 (左から)谷垣俊明/金子知由美
 
 

モノづくりを通じた環境への取り組み

 
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エコプロダクツの開発を促進

 
  日立ハイテクグループでは、製品の製造から廃棄までの各段階で環境負荷をできるだけ小さくするために、日立グループ共通の「環境適合設計アセスメント」を導入し、自社製品開発にあたっては、減量化、再生資源化、分解 • 処理容易性など8カテゴリーで環境面での評価を行っています。このアセスメントにより、製品使用時の電力量を減らしたり、製品の小型化によって材料の使用量や運搬時のエネルギー使用量を少なくするなど、環境への影響が少ない製品の開発 • 設計 • 製造を推進しています。
 
  これらの環境に配慮した製品の自社製品に占める割合を向上させ、環境負荷の少ない製品を世の中に提供し、持続可能な社会の実現に貢献するよう取り組んでいきます。
 
 
VOICE
日立ハイテクノロジーズ
ナノテクノロジー製品事業本部  那珂事業所
先端解析システム第二設計部
(左から)菊池  秀樹/鍛示  和利
 
 
本製品の開発では、操作性と分解能の向上はもちろん、観察時間の短縮による一検体あたりの消費電力量の削減(従来機種比26%減)、部材の再資源化性の向上などの環境面にも配慮しました。
 
HD-2700
 
日立走査透過電子顕微鏡  HD-2700
(左から)菊池秀樹/鍛示和利
 
 
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