生化学分析技術で人々の健康管理に貢献
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検体検査の自動化・効率化を実現 |
健康診断や人間ドッグで行われる血液検査では、血清中の生化学成分(コレステロール、蛋白質、酵素など)検査で健康状態をチェックします。その流れは、まず血液を遠心分離器にかけ、血清と血ぺいに分け、次に検体となる血清に試薬を添加、かく拌し、化学反応の過程から検査対象物質を測りデータ処理を施します。手と眼で行われてきた血清の分析を自動化したものが生化学自動分析装置です。多数の検査項目を迅速に測定することで、時間の短縮と作業の効率化を実現しました。
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日立自動分析装置「LABOSPECT 008」 |
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検査結果をすばやく患者の皆様へ |
日本では、2008年4月から「特定健康診査」(通称、メタボリック健診)*1が始まり、ますます検査が身近なものになるとともに、その質的向上が求められるようになってきています。検査室においては、検査内容ごとに定められたセット項目とともにドクターからの依頼で特定項目の検査も随時行われています。検査項目が多岐にわたるため、その作業は煩雑である一方、迅速な報告が求められています。生化学自動分析装置は、これらの課題に対応します。
迅速報告とは、患者の血液採取後、30分〜1時間以内に検査データをドクターのもとへ届けるという臨床検査現場に課せられている課題です。日立自動分析装置「LABOSPECT 008」は、分析装置の重要な性能の一つである処理能力で、日本国内トップクラスを誇ります。1つのユニットで1人の患者に対して8項目測定する場合、250人分の検査を1時間で行うことができます。その高速処理は、メカトロニクスの進歩の上に成り立っています。ロボット技術の応用による高速ピペッティングシステムや超音波波動による反応液非接触式かく拌などの先端技術が、分析データの信頼性を確保しつつ、さらなる効率向上につながっています。
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40歳から74歳の健康保険加入者に対して、腹囲の測定のほか、血液検査でコレステロール値、血糖値などの検査が義務付けられました。 |
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分析技術とサービスで確かな信頼を提供 |
現在、当社の生化学自動分析装置のシェアは、日本国内で約3分の1を占め、海外も含めると生化学自動分析装置のトップメーカーの地位を維持しており、それを支えているのが長年培った分析技術とサービスです。
「LABOSPECT 008」は、「装置と試薬の適合で性能がより向上する」という考えから、試薬メーカーと提携しLABOSPECT専用試薬の開発をしていただいています。専用試薬は、バーコードでメーカー、項目、有効期限、ロットなどを正確に管理され、信頼性・操作性の向上に貢献しています。2009年3月末時点で、日本国内では試薬メーカー15社、海外では2社と提携し、サポート体制強化を図っています。また、保守管理を担当する日立ハイテクフィールディングでは、通常の保守サービスに加え、リモートサポートサービス LABOSPECT Net*2を構築し保守体制を強化しています。
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LABOSPECT Netは、日本国内のみでの運用になります。 |
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東京都赤十字血液センター
検査二課課長
鈴木 雅治 様 |
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輸血用血液の安全性に対する社会の関心が高まり、血液センターには、より迅速でかつ精度の高い検査が求められてきています。
処理スピードが向上し、メンテナンスも容易になったLABOSPECT 008は、一日約4,000人の献血者の検査を実施している当血液センターの検査能力の向上に役立っています。
また、専用試薬の導入により、試薬管理が効率的になったことも、検査データのクオリティ向上につながっています。献血をしてくださった方へより質の高い検査結果をお知らせするという点でも、導入のメリットが発揮されています。 |
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日立ハイテクノロジーズ
医用システム営業本部 マーケティング部
堀田 直美 |
| 検査結果の迅速な報告は、医師の診断を支援するだけではなく患者さんに対するサービスにもなります。多くの医療機関において迅速報告を実践し、付加価値を見いだしていただいています。 |
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日立ハイテクノロジーズ
ナノテクノロジー製品事業本部 那珂事業所
医用システム第一設計部
神原 久美子 |
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試薬メーカーから提供される試薬の装置適合性を確認し、専用試薬として登録することで、お客様の準備にかかる手間や取り違えなどの心理的負担を軽減し、操作性の向上や分析データの信頼性を確保するよう努めています。 |
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日立ハイテクフィールディング
サービス第一本部 医用機器部
川島 耕一 |
| 検査データが迅速に報告され治療に活かされるよう、装置に発生した不具合をリアルタイムに把握し、早期復旧を可能にする24時間体制のLABOSPECT Netで、お客様の装置の稼働状況を常に見守っています。 |
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四川大地震の被災地へ装置3台を寄付 |
2008年5月に発生した四川大地震では、多くの医療機関も被害を受けました。これまでに中国各地に合計で約3,500台に及ぶ生化学自動分析装置を納入してきた実績を持つ当社は、中国慈善総会を通じて、「LABOSPECT 008」3台を被災地へ寄贈しました。震災発生直後に寄付を決定し、当グループの現地法人社員が、納入までの手続きを進め、震災後の混乱した状況下でこれらの装置を医療活動に役立てていただきました。
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日立ハイテクノロジーズ上海会社
生命科学営業本部 医用市場部
楊 軍 |
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同僚とともに四川省の病院と連携を取り合いながら被災状況やニーズを慎重に調査し、最も効果が出ると判断した3箇所の病院に装置を設置、その後のサポートも担当しました。今回のような緊急事態でも「LABOSPECT 008」が精度の高い結果を提供することで、被災した方々の健康管理に貢献できたことを担当者として誇りに感じています。 |
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