西日本支社関西支店 分析装置課 向野孝幸
まず8ヵ月間は、技術者としての基礎作りをしっかりと



製薬や食品会社、大学の研究室などで使われるタンパク質やアミノ酸などの傾向・特性を測る分析装置の据付・点検・修理、また装置の操作説明、用途に合わせた使い方のご提案なども行っています。現在の業務で大変なことは、作業完了後の成果をみるための分析データの結果が出るまでに2時間程かかる場合があることです。しかし作業時間には制限があり、途中の時点で良いデータか判断をしなければならない。ここでは技術者としてのスキル、経験が重要になってきます。私はまだ入社3年目ですが、幸い社内には過去から積み上げてきた膨大な分析データと経験豊かな先輩がいますので、安心してお客様に対応することができています。
取り扱う装置はいつも症状が異なり、難しいものから簡単なケースまで、電話だけで済む時も、複数人で取り掛からなければならない場合もあります。定常的な作業ではないので、変化に富んだ毎日を送ることができます。気をつけていることは、修理で呼ばれた時など、早く直すのは当然ですが、お客様が何を求めているかを的確に感じ取ること。そしてまず、どういう方向で作業を進めるか意思表示を早くして、時間的なロスを極力減らす。そのためには日々のコミュニケーションが重要です。直接的な機械の整備だけでなく、お客様に「安心」を提供することもサービスエンジニアの仕事です。

入社後は、まず8ヵ月間(部によっては1年)、基礎技術習得の研修を行います。なかでも、約半年間に及ぶ日立製品工場での実習では、実際に出荷される製品の組み立て・検査のラインに入って作業をしつつ、これから扱う製品の種類や、細かい調整の仕方を学べるので理解度は相当深いです。ここがサービスだけを行う他社にはない強みですね。私は、大学では化学系だったので、組み立ての知識はゼロでしたが、ドライバの握り方、ハンダ付けなど基礎の基礎から習得できました。またこの実習は、工場の方達との人脈形成に役立つという面もあります。いまでも、見たことがない症状が出た場合には、先輩や上司だけでなく工場の方々とも相談・連携して問題解決にあたることができ、非常に助かっています。
この仕事は、普通では体験できない最先端な研究・製造現場の奥まで見ることができるし、様々な現場、異なる装置の使われ方を知ることができるので、常に新しい発見があります。プラモデルを作るように分解、組み立てを行うので、機械いじりが好きな人にはたまらないし、それ以外にも専用の測定器で電子回路の信号を調べたり、製造や研究内容が化学であったり、業務内容が様々な広い分野にまたがっているので、大学で学んだ事や興味のあることと必ず重なる部分が出てくる、懐の深い仕事だと思います。