私たちが携わっている事業分野は、ポストゲノム時代の研究開発においてますます重要な役割をもつバイオ分析の装置。私は自社分析装置の販売業務担当として、アメリカ現地法人やヨーロッパ販売代理店と、東京本社とのコーディネート業務を任されている。主な内容は、現行製品の弱点を解消してお客様に受け入れられる製品改良を進めるとともに、入念なテストマーケティング等で製品のポジショニングを明確化し、タイムリーな新機能・新製品のマーケット投入を図っていくこと。そのための短期・中期・長期の予算策定や、管理・達成のためのアクションプランの立案なども自ら行なっている。
バイオ分析装置の市場は今、プロダクトライフタイムや製品開発期間の短期化が進み、そのために各メーカーは製品ラインナップの集中と選択を迫られており、「低価格戦略」と「高付加価値戦略」の2極化の一途をたどっている。そうした中で、自社汎用分析装置の優れた品質とコスト競争力を生かし、OEMブランドとしての認知向上と・新規OEMビジネスパートナーを獲得していくことも私の重要な任務だ。
これらの仕事は、異なる会社のプロジェクトチーム(開発やマーケティングのグループ)と一緒に働ける面白さがある。ただし、一朝一夕に結果が出るわけではない。私はオフの時間に、夫と一緒にマラソンとトライアスロンのトレーニングをしているが、OEMの交渉でも同様にタフに粘り強く、定期的なフォローを続けてきた。そして日立製品のコストメリットをベストタイミングでクライアントにプレゼンできたことで、2年越しの交渉が実を結び、ついに新規OEMパートナーとのサプライヤーの契約を獲得することができた。チームとして達成感を分かち合えた喜びはひとしおである。今後もこの仕事を通して、人生をマネジメントしていく力を磨いていきたい。
|