生産拠点を持たない日立ハイテクの“商社機能”として工業材料、電子材料を扱う材料部門のなかでも、“電子部品、電子材料のスペシャリスト集団”として、カメラセンサーから半導体基板まで多彩な製品を取り扱っているのが電子機材部だ。そのなかで私は国内および欧米向けのICカード、ICタグ用部材の営業を担当している。
当部門で扱っているICカード、ICタグ用材料は、国内のみならず海外でも数多くの顧客に採用されており、その提案力や品質にも高い評価をいただいている。その秘訣は、製品を売るだけではなく、常に市場動向や顧客のニーズにアンテナを張り巡らせ、何が必要とされているのかをしっかりと把握すること。そして国内拠点と海外拠点との連携を密にしながら、スピーディかつバラエティに富んだ製品提案ができる体制を維持し続けることにある。
特に近年、鉄道の乗車システムに導入されたことをきっかけに、国内のICカード市場は急速な広がりをみせており、最近では住民基本台帳などへの導入も進められている。また海外でもセキュリティに対する意識の高まりとともに、その用途が拡大している。まさしくこれからの伸びが大いに期待される成長市場であり、今後のさらなる市場拡大が私たちの重要なミッションとなっている。
ただし、ICカードビジネスだけを追いかけるつもりは毛頭無い。世界市場にはまだまだ眠ったままのビジネスチャンスはたくさんある。商品や分野に捉われることなく、視野を広く、世界にインパクトを与えられるビジネスを発掘していくつもりだ。それこそが日立ハイテクで働く醍醐味だと、私は思う。 |