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家の建材や内装等から放散する化学物質で汚染された空気が、人体にさまざまな健康障害をもたらし、シックハウス症候群として問題となっています。それに伴い日本では、2002年から2003年にかけて文部科学省、国土交通省、厚生労働省で、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)などの化学物質の測定が義務付けられました。また、2009年3月1日より、ホルムアルデヒドを製造、また取り扱う作業全般について、作業環境測定管理濃度が定められました。 UV検出ではアルデヒド類を高感度に検出することができないため、大気中のアルデヒドを捕集管で捕集し、2,4-ジニトロフェニル-ヒドラゾン(DNPH)を用いて誘導体化*1した後、溶媒抽出した試料をHPLCで測定します。
以下に2,4-DNPH誘導体化アルデヒド類の分析例についてご紹介します。 |
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*1:2,4-DNPH誘導体化(例) 2,4-DNPH含浸シリカゲルを充填した捕集管に大気を吸引することにより、アルデヒド類が誘導体化されます。生成されたDNPH化アルデヒドをアセトニトリルで溶出させて、注入試料とします。 |
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図1.大気中アルデヒド類の捕集方法 |
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結果:
試料溶液中ホルムアルデヒド濃度0.07 mg/L(0.07 ppm)は、大気中濃度0.02 µg/m3相当を、図1の方法により、吸引ポンプ1 L/minで、30分間吸引捕集後、アセトニトリルで溶出定容(10 mL)した場合の濃度に値します。
厚生労働省のホルムアルデヒドの室内濃度指針値100 µg/m3、労働安全衛生法における管理濃度0.1 ppmに対して十分対応できることがわかります。 |
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