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日立液体クロマトグラフ質量分析計
NanoFrontier eLD


日立液体クロマトグラフ質量分析計 NanoFrontier eLD MS2、MS3が可能なリニアトラップと、高分解能・高質量精度を持つTOFのハイブリッドLC-MS/MSシステムです。
新しいMS/MS法"Electron Capture Dissociation"ECD法を搭載し、従来の"Collision Induced Dissociation"CID法と併用することで、別の視点からの構造解析も可能です。
タンパク質の解析からバイオマーカ探索、低分子化合物の分析など、日立高速液体クトマトグラフ質量分析計 NanoFrontier eLDはさまざまな分野でのニーズにお応えいたします。

価格:お問い合わせください

関連製品:  NanoFrontier nLC(NanoLC)
 特長  測定例
 アプリケーションデータ  学会発表資料
 論文  

特長


  NanoFrontier eLDは、高感度LITと高精度・高分解能TOFを組み合わせたハイブリッド型LC-MS/MSシステムです。
(1)構造解析に有効なLITでのMSn分析"LIT-TOFモード"(2)低分子の分析に有効なコリジョンチャンバー(q)でのMS/MS分析"q-TOFモード"(3)高質量範囲をの分析をカバーする"ESI-TOFモード"に、(4)"QuECDモード"を新たに加えました。
QuECDモードは通常のMS/MS分析で使用されるCollision Induced dissociation(CID)を補うMS/MS分析法として注目されています。通常のCIDとは開裂機構が異なるため、別の視点からの構造解析が期待されます。さらに、新規自社開発のAnalog to Digital Converter(ADC)搭載により、広いダイナミックレンジを実現し、定量分析へも応用分野を広げました。
 
 
 
  高精度・高感度 LIT-q-TOF MS  
 
  • 質量分析計の基本性能(精度・感度・分解能)を向上
  • LIT-q-TOFに新設計のRF電界レンズを搭載することで、スループットの高い測定を実現
  • 分析の目的に応じたフレキシビリティの高い測定モードを搭載
    「LIT-TOF」「q-TOF」「TOF」モード
  • 新たな開裂モード「QuECD®」オプションを搭載
 

  新開発QuECD®  
  日立独自の高周波LIT(リニアイオントラップ)を用いた高速ECDです。
従来ECDは、イオン保持に静電磁場を用いるので、電子の低エネルギー制御が容易なためFT-ICR MSでのみ実現していた技術でした。
日立は高周波LITを採用することで装置の小型化と、高速化を実現しました。 また、ECDは電子をサンプルイオンに直接供与するため、電子を供与するための反応ガスは必要としません。

QuECD®:本機能はNEDOの助成事業の成果の一部です。
QuECD  

  ECD(Electron Capture Dissociation)電子捕獲解離  
  質量分析計を用いたタンパク質解析においてペプチド/タンパク質イオンを解離する技術は、ペプチド内アミノ酸の配列やタンパク質の翻訳後修飾の解析を行う上で非常に重要です。
現在、広く用いられているCIDは中性ガス(He等)分子によりペプチドイオンを励起しペプチド結合を切り離す手法ですが、その反面、(1)大きなペプチドやタンパク質のペプチド結合を解離するのに十分なエネルギーを供与できないために、配列情報が不十分になってしまう、(2)励起の過程で多くの種類の翻訳後修飾が失われてしまう(修飾基の場所を特定することが難しくなる)というデメリットがあります。
ECD反応は、低速の電子(運動エネルギー1eV以下)がプレカーサーイオンに捕獲されることにより、ペプチド主鎖のN-Cα間を解離させ、C-、Z-イオンシリーズを生成します。また、修飾基を残しペプチド主鎖のみを解離させるため修飾基の場所を特定することが可能です。
ECDは、従来のCIDと併用することで、シーケンスカバー率の向上、翻訳後修飾部位の特定などプロテオミクス研究の可能性を広げます。
 
   


測定例


  (1)LC-MS/MSによる複雑な試料の比較解析例 -タンパク質同定・Denovo解析から比較解析まで-
〜LC-MS/MS測定によるタンパク質解析のフローについて、専用ツール(2次元マップなど)と合わせてご紹介します〜
複雑な試料の比較解析を行なう場合TIC(Total Ion Chromatogram)などから個々の成分の分離状況を把握し比較することは不可能です。測定した結果を、保持時間とm/zに対するイオン強度の違いを色で示した"2次元マップ"に展開することで、それぞれの成分を座標軸上の点として認識できるため、対応づけが容易になります。
PDF 測定例のご紹介(PDF形式、792KB)
 
 
 
  (2)LC-電子捕獲解離(ECD)を用いた翻訳後修飾解析
〜LC-MS/MS測定におけるCID(Collision Induced Dissociation)法及びECD(Electron Capture Dissociation)法の有用性についてタンパク質の翻訳後修飾解析を例にご紹介します〜
ECD法を従来のCID法と併用することで、シーケンスカバー率の向上、翻訳後修飾部位の特定など、研究の可能性を拡げます。
PDF 測定例のご紹介(PDF形式、329KB)
 
 
 
  (3)LC-MS/MSの代謝物解析への応用
〜LC-MS/MS測定結果から、専用ソフトによる組成式の推定、代謝物の同定までのアプローチについてご紹介します〜
LC-MS/MS測定において、マススペクトルは高選択性、高特異性、高感度であることから代謝物や不純物、副産物の同定に重要な役割を担っています。測定により非常に大量のデータが取得されるため、必要な情報を効率よく抽出することが重要です。
PDF 測定例のご紹介(PDF形式、679KB)
 

 
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