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情報広場(話題の分析例)

セクションタイトル   vol.102(2006.10)
オンラインTOC計 TOC-3000

全有機炭素(Total Organic Carbon)の量は、平成17年4月1日から改正水道法の基準に、これまで有機物の指標とされていた「過マンガン酸カリウム消費量」に替わり、精度が優れているという観点で採用されました。
TOCは有機物に含まれる炭素の量を測り、水中の有機物等による汚染を推定する指標とされているもので、その量は、土の性質やし尿、下水、工場排水等の混入によって増加し、原因物質によっては色、臭い、味に影響します。(水道法のTOC基準値は、5mg/L以下)
TOCは上水や排水だけでなく、産業界でのリサイクル水や精製水、超純水の品質管理にも重要です。 測定方法は、有機物を酸化して炭酸ガス(CO2)を生成して赤外線吸収検出(NDIR)によって算出します。
酸化方法は近紫外線を用いた光触媒酸化チタン酸化法を採用し、酸化効率に優れ(表1)、安全性が高くメンテナンスコストの低い分析計を実現させました。さらに、超音波ホモジナイザを装備しており、懸濁物を粉砕後に測定するため、より正確な測定が可能になりました。

製品の特長
TOC-3000
オンラインTOC計 TOC-3000
W560xD350xH1450(mm)
  • コンパクトサイズ
  • 低ランニングコスト
  • タッチパネルで容易な操作性
  • 約3,000件の結果を保存
  • IC曝気後に正確な測定
  • 有害廃液がなくクリーンな測定
  • 上水試験方法準拠
(上水試験法に2006年1月「酸化チタン酸化法」が採用されました)

[測定フロー]
測定グラフ
ベースラインが安定した後、試料を注入。
試料中の有機物が酸化され、循環 空気中のCO2濃度が上昇し、これをDIRガス分析部が検知、再びCO2濃度が安定したところで終点を検出。
フローチャート

分析部 流路図

分析部流路図
表1.酸化チタン法と燃焼法との酸化率の比較
有機化合物 酸化率(%)
酸化チタン
酸化法
燃焼酸化法
エタノール 100.9 105.2
フェノール 98.5 87.5
ホルムアルデヒド 100.6 90.0
サリチル酸 99.6 93.8
酒石酸 99.2 88.5
クエン酸 100.2 92.3
尿素 100.9 105.0
n-酪酸 95.5 80.0
グリシン 99.9 90.5
L-グルタミン酸 99.3 88.8
*上水試験方法 酸化百分率による
本装置は「平成16,17年度 地域新生コンソーシアム研究開発事業」の助成により開発しました。
   関連製品:オンライン全有機炭素分析計 TOC-3000シリーズ


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